第5回 週刊ヤプリ水曜でしょう「辛子明太子 ふくや の顧客コミュニケーション」ゲスト:ふくや 瀬崎さん/「音声メディアアプリの今」ゲスト:Radiotalk 井上さん
5月20日(水)ウェビナー「週刊ヤプリ 水曜でしょう」の第5回目を開催いたしました。「オムニチャネル・OMO」に特化した話題について、ゲストを招き参加者と共にインタラクティブに交流しながらお届けする1時間程度のウェビナーです。
第5回目は「辛子明太子 ふくや の顧客コミュニケーション」「音声メディアアプリの今」をテーマに開催しました。
第4回目のレポートはこちらよりご覧下さい。
今回のゲスト1人目は、日本ではじめて明太子を製造・販売した会社である株式会社ふくや 瀬崎 拓也さんです。
ゲスト2人目は、1タップで簡単! 誰でもできる音声配信アプリを提供するRadiotalk株式会社 代表取締役 井上佳央里さんです。
辛子明太子 ふくや の顧客コミュニケーション
Q:ふくや社内ではオムニチャネル/OMOというワードは使いますか?
店舗/コールセンター/ECというチャネルがある中で、お客さまがどこに行っても買えるようにするために顧客データの統合は早い段階からできていました。
オンラインの注文の履歴とコールセンターの情報を紐付けたり、店舗への電話もコールセンターにつないで、顧客の利便性を高めています。
Q:ダイレクト通販は先駆けて取り組んでいたのですか?
先駆けではありましたが、今は他社も新しいことに取り組んでいます。
弊社も、他がやっていないことに取り組んでいきたいと思っています。
ふくやIoT(いつも/おいしい/届く)
お食事で減った明太子の量をふくやIoTが毎日チェック。
なくなる前に新鮮な明太子がぴったりのタイミングで届く!
昨年ヤプリでIoTに関するセミナーを開催いただいたことも。
Q:アプリの活用方法について教えて下さい。
直営店と飲食店がコラボしてスタンプラリーを実施しました。
このイベントをきっかけで知ったお客さまの流入も増えました。
最初は創業祭のときに声がけをして、取り組みを初めて行いました。
アプリを作成したことによって、新しく始めた施策が増えています。
昨年は、映画『ルパン三世 THE FIRST』 とタイアップをして、アプリの「フォトフレーム」の機能を活用しました。
Q:今後の展望について
IoTとアプリを連携して、自宅の明太子がどれくらい残っているかを可視化できるようにして、IoTが冷蔵庫にあるのが、福岡のデフォルトにしていきたいです。
音声メディアアプリの今
Q:音声配信サービス「Radiotalk」とは?
大きく特徴が2点あります。
・「Radiotalk」で録音した音声は、Podcastにも配信することができます。
・音声で話をした内容にテロップを付けて、SNS(TikTokやInstagram)にも流せます。音声認識して自動で文字を出すことができるので、面倒な手間もありません。
巣ごもりの影響による可処分時間の拡大に伴い、
RadiotalkのMoM(前月比)は、再生数152%、新規配信者213%と急成長しています。
Q:なんで今ラジオなのでしょうか?
新しい「オーディオメディア」として音声が注目を浴びています。
マネタイズできる領域は「目」を使う時間を奪い合っています。
今はワイヤレスイヤホンを始め音声を聞く機会が増え、「耳」の可処分時間はまだ空いており、市場の開拓余地が残っています。
Q:現状の音声のマーケットとは?
海外では日本以上に音声メディアが成長しています。
USでは音声広告が成立
・オーディオアドの運用は、すでにUSで25億ドル流通する市場ができている
・Podcastの広告収益だけでも2021年合計10億ドルに達する見込み
アジア圏では音声のみの課金サービスが複数台頭
・中国の音声UGC”Lizhi”は課金収益で年商80億元(1,200億円)
・韓国発の音声UGC”Spoon”も課金収益99%にて、SeriesBで4,000万ドルを調達
Q:音声を利用したマーケティングの実例は?
音声メディアは配信者の本音がリスナーに温度を持ったまま届くメディアです。作業しながら聴取できるためメディア接触が習慣化しやすい傾向があります。そのメディア・配信者を通じて、製品やサービスを紹介していくことで、より深く印象的に情報を伝えることができます。
次回告知
次回は、5月27日(水) 17:00〜
「今こそ知りたいモバイル市場の最新動向と消費行動の変化」をテーマにApp Annie Japan 株式会社 代表取締役 / Country Director 向井 俊介氏をゲストに迎えお話をしていただきます。
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次回もお楽しみに!
(文章:ヤプリ マーケティング本部 高橋知久)