Yappli Summit 2020 DAY01レポート
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

Yappli Summit 2020 DAY01レポート

こんにちは。ヤプリサミット運営事務局です。この度はYappli Summit 2020 にご参加いただき誠にありがとうございます。本日2020/09/30に開催したDAY01の内容をまとめてお届けします。

【KEYNOTE # 1 企業のDXを推進するために必要なこと】

急速に変化する時代の中で、企業にはデジタルシフトが求められています。デジタルマーケティングを含めたマーケティング領域では「データ活用」や「EC」などに取り組まれている企業がありつつ、社内では旧来から続くアナログな習慣がまだまだ残っているのが現状です。COVID-19の影響で、テレビ会議やテレワークの導入など、社内DXの取り組みが始まった企業も多いかと思います。本セッションでは、今後変わりゆく時代の中で、様々な状況下でも正しい経営判断・意思決定をするために必要なことを探ります。

登壇者

画像2

画像3

●ポイント

・DXは「CX」と「EX」の足し算である
・企業はデータの塊である
・CXとEXを縦軸に置いたとき、「楽しい」と「効率化」が横軸になる
・データは効率化ポイントを教えてくれるが、楽しいは教えてくれない
・DXは会社の歴史ではなく、お客様目線で考えることが重要

●DXとは?

<株式会社デジタルシフトウェーブ 鈴木さん>
DXとはデジタルシフトやデジタルトランスフォーメーションなんて言われますが、日々社会の課題はたくさん出てくると思います。それをテクノロジーによって解決していくことがDXです
これが大きい意味でのDXかなと思っていますが、DXはカスタマーエクスペリエンスと呼ばれるお客様に向けたDXと、エンプロイーエクスペリエンスと呼ばれる従業員に向けたDXの足し算で成り立っています

画像6

<株式会社Preferred Networks 富永さん>
Eコマースが出てきてCookie(クッキー)が出てきて、お客様一人一人をトラッキングできるようなりました。そういう流れがあったので、デジタルで何かするというとお客様向けの施策というなんとなく思い込みがあります。
しかし、DXのDはデジタルのDでもあり、データのDでもあると思います。お客様の行動をトラッキングするだけではなく、企業の中にいろんなデータがあるし、計測すればデータに変わるものもある。。そう考えていくと企業はデータの塊であると考えます。どこをデータポイントにしていくかを工夫して、人や物の流れを情報の流れに直していくと大いに効率化やイノベーションのチャンスになるわけです。

画像6

●縦軸の「CX」と「EX」、横軸の「楽しい」と「効率化」

画像7

<株式会社デジタルシフトウェーブ 鈴木さん>
CXとEXを縦軸で考えたときに、横軸に楽しいと効率化があると思っています。楽しいCXでいうと、バーチャルショッピングやライブコマースのようなものがあります。効率的なCXはレジを通らなくていいような仕組みや非接触の決済システムなど。そして楽しいEXもあると思っていて、ゲーム感覚で仕事ができるようなこと。最後に、効率的なEXが会議室に集まって打ち合わせをするようなことではなく、リモート会議のようなもの。そういうふうに整理をするとわかりやすい。そして、楽しいという所が私は重要だと思っていますデータは効率化ポイントは教えてくれるけど楽しいことは教えてくれないためです。

画像8

<株式会社Preferred Networks 富永さん>
人が面白いとか楽しいと感じることは構造的に分解できます。予想と違った良い意味での裏切りがあると楽しいと思う場合や、一つのコンテキストの中に抑揚があってストーリー性を感じると心に残ったりする
特に社内的なコミュニケーションの分野でそういうことに留意してお互い伝え合うようにすると、コミュニケーションロスとか伝言ゲームはなくなると思います。それに寄与するためのDXはあるかもしれないですね。

●DXを実現するためには

<株式会社Preferred Networks 富永さん>
DXをやろうとすると様々なアイディアが出てくると思います。そこから実装するしないという話にもつながります。その設計で迷いが生じたりした場合にはブランドパーパスに戻ったりする、といったことが必要になるかと思います。
また、「誰が何を知っているか」を知っているかということが重要です。何かあったときに誰に聞けばいいとか、何か動かしたいときに誰にお願いすればいいとか。自分が動かそうとしているプランの中で、知識やアクションのハブになれる人を知っていくことが大事です。

画像9

<株式会社デジタルシフトウェーブ 鈴木さん>
ヒントは現場にあります
。そして自分が現場においてお客様の立場になることが非常に重要です。
会社というものは当然のことながら歴史があります。そこで一般的に行われるのは歴史からどう変えるか。
しかし、引かれたレールを修復してもなかなか新しいところにはいけない
なので、もう一度お客様側からみて、自分たちはどう見えているのだろうか、将来においてどうありたいんだろうかを考えていくことが大事だと思います。

まとめイラスト

画像19

【TALK SESSION DX「働く」価値観をアップデートするDXの可能性】

COVID-19の影響により、私たちの働き方は大きく変化しました。これまでの常識や価値観などに囚われず、企業はDXを早急に推進しなければなりません。本セッションでは、アプリを活用し、社内でDXを推進するオルビス、サザビーリーグ、モスフードサービスの3社をゲストに迎え、これからのEX(従業員体験)について考えます。

登壇者

画像11

画像12

画像13

●ポイント

・コミュニケーションは、アプリを中心とした考え方になりつつある
・今までできなかったことがアプリで容易にできるようになっている
・半年で95%以上のダウンロードも
・DXを推進する担当者がいかに良く思い、楽しめるかが重要
・社内で効率化した時間をお客様向けの企画を考える時間に当てられる

●アプリの活用状況やその効果

<ヤプリ 金子(モデレーター)>
"アプリ"と聞くと、お客さん向けのアプリを想像する方も多いと思うのですが、この3社様は、社員や加盟店さん向けなど、インナーコミュニケーションのアプリを活用していただいています。早速、どのようにアプリを活用しているかお教えいただけますか。

<オルビス 大谷さん>
アプリを使っていただくのは、店頭のビューティーアドバイザーのスタッフになります。アプリでは、主に「チーフ会議や全体会議の内容」と「新商品の情報」を発信しています。商品情報については、スタッフが情報を正しく把握し、お客様に紹介するために、伝え方なども含め、かなり細かく紹介しています。1つの商品につき、30〜40ページ程あります。もともとは資料を各店頭で印刷しもらい、紙で配布をしていました。

スクリーンショット 2020-11-02 18.13.10
個人のスマホに「もしよかったら入れてください」とお伝えしているので、当初はどのくらいのダウンロード数になるかわかりませんでした。今年の3、4月くらいから本格的に導入をしたのですが、半年ほどで95%以上のスタッフにダウンロードしていただいています。
現場の声を聞いてみると、こういうアプリが早く欲しかったという意見が多かったです。
やはり、紙の資料で調べたいことを探すのは時間がかかりますし、手間だったりするんですよね。そうなるとアプリはぱっと確認がしやすいですし、自分が見たい時に自分の携帯で見ることができる。自分の個人携帯で会社の資料が見れるという発想がなかったんだと思います。

画像16

<サザビーリーグエストネーションカンパニー 森田さん>
全社として理念や行動規範・風土を新しく根付かせて行くこととなり、システムなどは素人でしたが、理念を浸透させるためにアプリを導入しました。

スクリーンショット 2020-11-02 18.13.38

弊社では、何百ブランドも扱っています。ブランドやシーズン毎の商品の勉強会など多くの情報があり、共有するのは難しい状況でした。特に店頭のスタッフは、メールを見るにもPCを開くのが難しい環境です。
アプリではそういった勉強会の情報や、以前は紙で行なっていた社内報を掲載しています。本社と店頭のスタッフがもっとコミュニケーションを取れるように社員紹介をしたり、スペシャリストに接客論を語ってもらうなど、色々と発信しています。あと、実は重要なのがシフトの情報です。今までPCの奥の方に格納されていた全店舗のシフトをアプリから見れるようにしています。

アプリ運用スタートの段階ではこのようなコロナ状況を当然予想していません。どのように登録をしてもらうかなども決まっていなかった状況でした。

しかし、お店が営業できなくなった時にアプリがあることでいろんな発信ができるようになった。そしてスタッフもそこでみてくれることが当たり前になっており、大いに活用できています。
「アプリがなかったらどうなっていただんだろうね」という店長さんの声などもありました。
だんだんお店も復活してきていますが、アプリを見ることが当たり前になっているので、多い時でプッシュ通知を6、7件送ってしまう日もあります。さすがに多いと思いますが、工夫している点としては宛名やタイトルをしっかり使い、誰が見るべきかを分かりやすくしています。
勉強用の動画などのコンテンツもありますが、アプリ用に編集してくださることもあり、アプリを中心とした考え方にも変わってきています。

画像17

<モスフードサービス 藤井さん>
弊社は、モスバーガーの加盟店のチェーン本部です。私たちの部署では、チェーン加盟店のコミュニケーションを促進するための業務を行なっています。動画配信や、チェーン報(社内報)の発行など幅広く行なっています。
アプリでは、アルバイトを含め、より一人一人にまで届けよう、ということで紙のチェーン報をアプリでも見れるようにしたり、専用の動画配信サイトへのリンクをつけて、商品製造や衛生管理、接客のやり方、POSの打ち方などのマニュアル動画や豆知識などを見れるようにしています。
また、様々な業務システムにPCで入らなくても、見れるようにリンクをつけたりと、ハブのような立ち位置でアプリを導入しています。本部から、加盟店約25000人のスタッフ全員が使ってもらえる構成にしています。

スクリーンショット 2020-11-02 18.12.34

アプリの活用は2019年12月からです。現在、業務用のお知らせについてはアプリ以外でもいろいろな方法で確認できるようになっているので、アプリはアドオンのような形でコンテンツを重視しています。
特に動画配信などは社内的にも力を入れてやっているのですが、各エリアごとの動画の出し分けなどが既存の動画プラットフォームだと容易ではなかったんです。しかし、ヤプリを使うと簡単に出し分けが実現できている。
そこから加盟店から自発的にこんな動画を作りたいなどの要望も増えてきているので、エリア活動の観点でも貢献ができています。

画像17

●アプリを含めた今後のデジタル活用の可能性

<オルビス 大谷さん>社内のDXや社外のDXがあるなかで、社内のDXについてはずっとやらなきゃいけないような定常業務はより効率的にやることが重要になります。
効率化されたことで生まれた時間はお客様向けの企画を考えることにシフトしていき、DXを絡めていく。ヤプリの活用もDXの取り組みの一つです。

<サザビーリーグエストネーションカンパニー 森田さん>
様々な年齢層のスタッフがいる中で、もちろん若いスタッフもいるのですが、若い人の方がDX推進に前向きな印象があります。お客様にそういったことを推進するためには、私がどうこうしたいというより、柔軟な意見をもっと聞くなど内向きの方もDXについて考える傾向にならないと進んでいきません。
柔軟に試せることなどは試していきながら、お客様に還元していけるようにしたいと考えています。

<モスフードサービス 藤井さん>
DXという観点からすると、お店を抱えているので対お客様もありますし、対加盟店の部分もあります。
その仕組みを入れることで、どれだけ良くなるんだとかこんなに楽しくなるんだというのを推進する担当者がいかに思い、熱を持ってやれるかが大事ではないかと考えます。

まとめイラスト

画像20



これからもYappliをよろしくお願いいたします!
株式会社ヤプリのnoteです。 アプリ開発・運用・分析をノーコードで提供するアプリプラットフォーム「Yappli」を提供しています。 https://yappli.co.jp/