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ウェビナー実施レポート第3回「週刊ヤプリ水曜でしょう」ゲスト:パルコシンガポール田中さん&三省製薬藤岡さん

4月22日(水)ウェビナー「週刊ヤプリ 水曜でしょう」の第3回目を開催いたしました。「オムニチャネル・OMO」に特化した話題について、ゲストを招き参加者と共にインタラクティブに交流しながらお届けする1時間程度のウェビナーです。
第3回目は「単品リピート・定期通販、アプリ運用PDCAの秘訣」をテーマに開催しました。第2回目レポートはこちらよりご覧下さい。

第3回のゲストはこちらのお二方です。

20200422週刊ヤプリ水曜でしょう

1.Opening Talk ~ パルコシンガポール田中さん

「最新のシンガポール事情」
シンガポールからZoomで中継をつないでパルコシンガポール田中さんに現地の状況をお話しいただきました。
シンガポールの「パルコ」は、日本での総合ショッピングセンター「パルコ」とは少し異なり、「飲食」に特化した事業です。

Itadakimasu by PARCO
パルコがプロデュースする日系飲食店集積ゾーン
シンガポール有数のオフィス街Tanjong Pagar(タンジョンパガー)にある商業施設「100AM(ハンドレッドエム)」で営業
参考:パルコグループ ブログ「itadakimasu by PARCO シンガポールにオープン

Q.現地の生活者は、日頃はどのように情報を取得していますか?
A.日常の情報を取るのはFacebook/Instagramが多いです。通常のコミュニケーションツールは「WhatsApp」ですね。(日本だと「LINE」にあたるメッセンジャーアプリ)

外食・飲食業界で、最近特に伸びているのが「Grab(グラブ)」です。

特に今の状況下においては「Grab Food(グラブフード)」。日本で言う「宅配サービス」が非常に伸びています。

Q.足元はどのような状況ですか?
A.4月上旬、日本の緊急事態宣言と同じような発令がでています。4月頭から飲食店での店内飲食は禁止になり、テイクアウトかデリバリーの対応しかできません。通常営業は厳しいですが、通販・デリバリーは伸びています。

Q.飲食・外食において、自社アプリの取り組みはありますか?
A.複数店舗がある企業は、自社ブランドのアプリがありますが、ごく一部です。それ以外は、Grab Food(グラブフード)のような外部サービスを利用しています。

Q.今後はどのような状況になりそうですか?
A.シンガポールの規制は、5月4日に終わる予定だったのですが、1ヶ月延長して6月1日までになりました。当面、日本と同じ厳しい状況が続きそうですが、再開に向けての準備をしっかりしてきたいと思います。

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2.今週のゲスト 〜 三省製薬 藤岡さん

福岡から三省製薬株式会社 情報システムセンター藤岡 博文 さんにご参加いただき、弊社福岡支部長の松尾とトークセッションを行いました。

・アプリ導入の目的
・導入時どのように社内を調整したのか?
・アプリの運営体制
・アプリのKPIと分析数値
・アプリ導入後の変化と今後について

三省製薬の通販化粧品「デルメッド」の公式オンラインストア

三省製薬の通販化粧品「デルメッド」の公式アプリ

Q.アプリ導入の目的について教えて下さい。
A.ECを運営している中でチャンスがあれば導入したいと考えていました。常にお客さまのスマートフォンの中にアイコンが存在すれば、リピート率を向上できると見込んでいました。主要顧客の年齢層は50〜60代ですが、もっと若い層を取り込むための投資としての意味合いもあります。まずはダウンロードしていただき、つながりを作ることが大事だと思います。

Q.導入に対して社内の説得や調整をどのように行いましたか?
A.ヤプリさんからの提案時に作成していただいた「サンプルアプリ」を経営陣に見せたら、ほぼ即決のような形で合意をいただきました。実物を見せてリアルにイメージが湧いたのだと思います。「WEB・ITをもっと活用していこう」という社内の意識があったのも大きかったです。

Q.アプリはどのような体制で運営していますか?
A.立ち上げ期から3名で、今も3名で運営しています。全員、専属ではなく兼任でやっています。私以外の2名は、SNSや広告の業務をメインに行っているメンバーです。

Q.アプリのKPIと分析している数値について教えて下さい。
A.KPIは、ダウンロード数を追っています。ダウンロード施策としては、メルマガ、紙のDMを月1で送付して従来からの販促物の中でアプリの紹介しています。
アプリからの受注を検知するために、Salesforceにデータを入れて数値を検証しています。 注視しているのは「アプリ経由の注文」「顧客数」です。
実際に検証して出たデータとして、ダウンロード数の1/3の方が購入しているということです。
ダウンロード数が伸びても比率は変わらないので、今後母数を上げていくことに注力していきます。

Q.アプリ導入後の変化と今後について教えて下さい。
A.プッシュ通知でお客さまにお得な情報を伝達する活用方法が社内でも浸透してきました。引き続きダウンロード数を伸ばしていくことで成果を上げていきたいです。アプリをダウンロードしていただいた方にはアプリ限定の施策を短サイクルで回して満足度を高めていきたいです。

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