アプリ担当者Ch「Reproに学ぶ、カスタマーエンゲージメントにおけるアプリ運用」実施レポート
7月9日(木)ウェビナー週刊ヤプリ「アプリ担当者Ch」を開催しました。
週刊ヤプリ「アプリ担当者Ch」
自社アプリの運用担当者や、これから自社アプリを導入したいという方向けに、アプリでしっかり結果を出すためのポイントやノウハウを、具体的な成功例・失敗例を交えて発信するチャンネルです。
アプリに特化した専門家や、アプリ運用をしている企業の担当者をゲストに迎え、アプリを成功に導くミッションをもつYappliのカスタマーサクセス担当者と共に、週替わりでテーマを決めてお送りしていきます。
今回のテーマは「Reproに学ぶ、カスタマーエンゲージメントにおけるアプリ運用」です。
Repro株式会社 Customer Success Div. Manager 正木 友佳 氏をゲストに迎え、お話していただきました。
Reproとは
Reproは顧客データを用いて、 メールやアプリプッシュ通知、Webやアプリ内ポップアップなどのチャネルを横断したコミュニケーションを実現し、サービスの成長を支援しています。
アプリ内マーケティングの進め方〜潜む失敗ポイント〜
PDCAを回し、仮説を立てて何を成し遂げたいかを決め、「仮説→内容→振り返り」を地道に繰り返します。
陥りがちな罠の一例として、「仮説を立てない」「ゴールを決めない」などがあります。
施策を実行しても、仮説に対して成功だったのか?失敗だったのか?を判断できなければ、次に活かすことができません。
再現性を高めていくためにも、施策の成功/失敗の前に"精度の高い仮説"と"ゴール"を設定することが大事です。
Q:施策を実行する時に部分最適にならないためにどのような進め方がありますか?
A:「KPIツリー」の方法を紹介します。
KPIを分割して落とし込んでいく方法です。
細かいポイントを改善していけば、目的の売り上げUPにつながります。
部分最適にならないように、施策ごとのつながりを可視化しておくことで、目先の数字を上げることにどのような意味があるかを把握することができます。
体験設計のフレームワーク
ユーザー成長ステップは、どういう体験をユーザーに提供すれば、アプリを活用していただけるかを段階に分けて可視化したものです。
Q:どのようにして使っていくのでしょうか?
A:ステップを区切っていき、目標行動を決めていきます。
ステップの行動をしてもらえない要因が、成長阻害要因です。この成長阻害要因を考える上で大切なことは、"ユーザー視点の表現" で "具体的"であることです。
例)
企業視点「タグの絞り込み検索機能がない」
↓
ユーザー視点「店舗で気になった商品を探したいのに探し方がわからない」
それを取り除くためにどのようなコミュニケーションが必要か?(何を伝えるのか?)を決めていき、実施していきます。
各ステップを使った改善例
リピーターを増やしたいという課題に対して、プッシュ通知とアプリ内通知でコミュニケーションを強化した結果として、初回と2回目の購入率が1.3倍になった事例です。
Yappliオートプッシュ活用事例
Yappliのオートプッシュについて原田より
アプリ初回起動時から数日をかけて段階的に情報をプッシュ通知で発信することで、再訪率が高まりアクティブユーザーの増加に寄与しています。
オートプッシュはアプリの最終起動から経過日数に対して設定することもでき、休眠ユーザーに対して再訪を促すことも可能です。
Q:プッシュ通知の許可率はどれくらいが平均ですか?
A:平均で4〜5割くらいです。
女性向けのアプリの方が数字は低いです。(女性はLINEなども含めてプッシュ通知を受け取っている量が多いので、許可率が低い。)
男性向けのビジネスアプリだと7割くらいです。
まとめ
コミュニケーションを最適なタイミングで、最適な人に届けるためにやり続けることが大事だなと感じています。
一度諦めるのではなく、繰り返しおこなうことが大事です。
バックナンバー
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(文章:ヤプリ マーケティング本部 高橋知久)